灰被りのコブタちゃん

7/10
前へ
/33ページ
次へ
「理事長、コブタちゃんを連れて来ました。」 「…入りなさい。」 理事長室に入ると目の前には長身のスーツ姿の素敵なおじいさんが立っていた。 「はっ…初めまして、早乙女茉理愛です。素敵な学園に入学させて頂いてありがとうございました。」 「彼女との約束だったから礼など要らないよ。それより、夏輝(なつき)!大切な生徒にコブタちゃんと呼ぶのはどういう事かな?」 「ごめんなさい。じゃあ、ごゆっくり。あっ!秋仁(しゅうじ)だ。」 夏輝に秋仁と呼ばれる無愛想な男子生徒は、理事長室に入って来た。そこで、茉理愛と出会う。 「…あのばあさんの孫がこんなんとは想像つかなかったな?」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加