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*2013.03.11
わたしの身に何がおきても
なにくわぬ顔で明日はやってくる
だれかが悲劇にみまわれていても
かわらず世界は朝をむかえる
北のひとが泣いている時
南のひとはご飯を食べて
西のひとが死にかけている時
東のひとはしあわせそうに笑っている
それでも、わたしたちは
遠くのひとたちの悲しみに
よりそうことができる
会うことのないひとたちと
喜びを分けあうことができる
目のまえに立ちはだかる
大きく厚い現実から
目をそむけず、背をむけず
今この瞬間から、向きあおう
風化させることなく語り継いでいこう
傷が癒えることはなくても
更地になった心に笑顔がもどってくることを祈って
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