三題噺その1

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「あぁ、食った。寧々、料理が本当に上達したな。」 「本当に?嬉しい。いつも愛情こめつつ、頑張ってるからかな。」 寧々は最初の頃、簡単なカレーとかしか作れなかった。それを、毎日コツコツ練習して、1年かけてレパートリーを増やしていった。 その健気さも、マジで可愛い。 ヤバいな、対馬よりも俺の方がベタ惚れじゃねーか。それに、こんなの親方さんとか、岸ちゃん先輩に見られたらマジ死ぬ。 それから、二人とも風呂からあがり、今は同じベッドの中。寧々は抱きしめると俺の方にぎゅっとしてくれて可愛い。それが見たいがために、よく抱きついてる(笑) 寧々も寧々で、 「弥生くんに抱きしめられると、全部から守られてるみたいだし、気持ちいい。」 なーんて言ってくれる。 そのまま、1日にあったことを話しつつ眠る。本当に幸せだ。この幸せが一生続くのかと思うと、さらに愛しさがこみあげる。 でも、明日の朝はいつものように二人でまたイチャイチャしながら起きることができない。 仕事のせいで、5:00前には起きないとならないんだ。 くっそー、あの朝起きた直後の寧々が明日の朝は見れないなんて。 ちょっと悔しい。 その時の寧々は寝ぼけてて、面白いんだ。
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