卒業式

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「えっと…ミキヤ先輩?離していただけませんか?」 「ん?なんで?」 ああ、やっぱりきれいな声…じゃなくて!なんで?じゃないでしょう!! 「貴方の顔を見れないですし(じゃないと誰かわかんない)周りも煩いですし」 「周りは特に気にしないけど…俺のこのきれいな顔が見たいって?それは見せてあげなきゃね♪」 ………誰も……いや私はそんなこと言ってませんが、離してくれるならまあ何でもいいです。 ミキヤ先輩は私からスッと離れると、私の前に回ってきた。 そういえば咲希はどこにいったんだろう?………いた…視界の隅だけどあいつちゃっかり避難してやがる。後でお仕置きダゾ☆ なんて考えていたら、目と鼻の先にミキヤ先輩の顔があった。 「え?」 ちょっと驚いたよ… 「だからぁ舞チャン♪俺の彼女にならない?」 「なりません」 意味不明だよこいつ…なんで私なんかを。 笑顔で即答させていただくと、ミキヤ先輩は笑顔を固めていた 「すみません。チャラい人って好みじゃな…………じゃない…えっと好きな人がいるんです。」 ヤバイ本音が出るところだった……ウソだってバレてないよね? ミキヤ先輩の顔を覗きこむと先輩は、我に帰り、むっとした。 .
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