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「プロフィール画像を変更っと!できたーーーー!!!!」
Twitterのアイコンに写真を載せると
今までの画面が更に輝いた。
その画面をうっとりとした目で見つめる。
「…。」
それにしても静かな夜。
そして暇。とてつもなく暇。
誰か話相手になってくれないかなぁ。
そう思い慣れた手つきでTwitterを開く。
ツイート画面を開きハッシュタグ入りのツイートを打つ。
「私にあだなを…ん~なんか違う。」
悩んで悩みきった結果、くだらないツイート完成(笑)
くだらなくたって話相手欲しいだけだし別にいいよね。
「”私を家族に入れるなら、父、母、兄、妹、ペットのどれ?”っと。」
ツイートボタンを押し、携帯をベッドの上に置く。
そんな早くリプライなんてこないよね。
そう思った瞬間にバイブ音が響く。
「はやっ。暇人もいるものねぇ。」
おばさんみたいな言葉を吐いて、Twitterの画面を開く。
ピアスやシルバーのネックレス、指輪をじゃらじゃらつけた茶髪の男のアイコンが目に入った。
どうやらこの人がリプライしてくれた人らしい。
まさかと目を疑いたくなる人。
この人、どうやらRTで回ってきた私のツイートに返信してくたみたい。
まぁ、世界いろんな人いるもんなぁ。
ごちゃごちゃといろんな事を考えながらリプを見るとたった一文字でこう書いてあった。
”嫁”
「この人…頭、大丈夫かな。」
どこにも嫁なんて文字書いてないっての。
もう呆れすぎて携帯を持ってる手にも力が入らなくて
ベッドに倒れ、枕に顔をうずめた。
「意味わかんない。」
小声で呟いた。
その声は静かな部屋にゆっくり溶けた。
また静寂が私の部屋を満たした。
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