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拝殿に着いて
賽銭を入れて
二礼二拍手したら
太鼓の音が響き始めた。
祈りを終え、一礼して頭をあげると
左側の柱に隠れるように太鼓があった。
それを叩いていたのは、その神社の宮司であろう。
私の参拝が終るのを待っていたように
すっと立ち上がり、奥の祭壇の前で正座して祝詞をあげはじめた。
その宮司様の装束が、鮮やかな紅に金色の刺繍が施されたもので、
実際にこの目で見たのは初めてで
その美しさに見惚れてしまった。
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