序章

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あるところに、とても心優しい神様がいました。 神様は、自分が治める世界を平和に保つため、日々天上界から地上を見守っていました。 ところがある日、一人の人がこう言いました。 「神様って本当にいるのかな?」 神様は天上界から出られません。 そのため、人々の前に現れたことが無かったのです。 話はあっという間に広がり、世界で神様を信じる人はほとんどいなくなりました。 人々の信じる心が無くなってしまったため、神様を力を失ってしまいました。 神様が力を失ってしまったため、今まで神様が封じていた平和を乱す化物が解き放たれてしまいました。 争いが満ちていく世界を見ながら、力が無くなった神様は永い永い眠りに就いてしまったのです――。
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