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少し歩くとアルラムのギルドマスターの部屋の前に着いた。
中に入ると小さなお爺さんが座っていた。
龍児「久しぶり、アガム爺」
アガム「ほっほっほ、二ヶ月振りくらいかの?」
龍児「いやいや、一年振りだから。」
アガム「そうじゃったかのう?お主のことは新聞やらいろんなもので見かけるからのう。」
龍児「そらどうも、早速だけど頼みたい依頼って何なの?まためんどくさいこと押し付けるんだろ?」
アガム「そうじゃったな、依頼というのはエンペラーウルフの討伐じゃ。」
龍児「…………」
アガム「どうかしたのか?」
龍児「それじゃあ、俺帰るから」
アガム「ちょっと待つのじゃ、めんどくさいことだとはわかっておるんじゃよ、じゃがこのギルドにはあのランクのものに太刀打ちできるものがおらんのじゃ。なんとか頼めんかのう?」
龍児「それさっき来る途中に殺っといたから。」
アガム「………すまんのう、報酬を渡さねばならんのう。」
アガムが報酬を渡すために金庫に近づこうとしたとき、
龍児「報酬なんかいらねえよ。俺の預金残高で国買えるんだぜ?気持ちだけ受け取っとくよ。」
アガム「老後の楽しみのために取っとくとするわい。」
龍児「そうしてくれ、それじゃあまた。」
アガム「また頼むの。」
龍児はその言葉を聞くと苦笑いしながら転移していった。
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