第二章 容疑者

47/47
前へ
/327ページ
次へ
   それに戸惑いながら、有実が電話の向こうで呼び出してる、相手の事を察し真意を確かめる。 「千葉北警察に知り合いがいるんです」 「何だと?」  実際のところ、警察官に知り合いがいようが、参考人であれば関係無い。だが、心情的にやりづらい気持ちがあるのは正直なところだ。  二人の刑事は、有実の電話が終わるのを静かに待った。      
/327ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2671人が本棚に入れています
本棚に追加