5人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
そんなある日、家にサングラスをかけた悪そうな男がやってきました。私はとっさに押し入れに隠れました。
押し入れを少し開けると、ママはその男に抱きついているところでした。そのまま2人でベッドに行きました。
その日から毎日その男は家に来ました。その度に私は隠れました。
ママは時々、私のことを邪魔者のような目つきで睨みつけてきます。
それがすごくこわい、と、同時に悲しい気持ちになるの。ママは私がいない方がいいの?
やがてママは私のことを見なくなりました。見なくなるどころか、まるで私がいない人間のように振る舞いました。
私が何を言っても、何をしても答えてくれません。
最初のコメントを投稿しよう!