3人が本棚に入れています
本棚に追加
そこは、あまり着たことのない、ふわふわした感じの服を売っている店だった。
あ、このシフォンスカート可愛い。
手にしたのは、ふんわりとした白いスカート。
「それ、可愛いね。」
「・・・！」
吃驚してバッと顔を声のする方へ向けると、いつの間にかイチが立っていた。
まったく、吃驚する登場をしてくれるものだ。
「七星もこういうの好きだったんだ。」
なんて不躾なやつだろう。
私だって女の子っぽい服を着たいときもある。
「そりゃあ、一応女の子ですから。」
口を尖らせながら、服を直す。
と、
その手をイチが止めた。
「試着、してみたら？」
最初のコメントを投稿しよう！