3人が本棚に入れています
本棚に追加
「写真の中の自分って、本当の自分じゃない気がするから・・・。」
ぽつりと呟く。
作られた笑顔。
可愛くも、美人でもない私。
それのどこがいいのだろう。
「そうかな?ほら、俺には一緒にみえるけど。どっちの七星も俺が知ってる七星だよ。」
ウインクしながら、ケータイの画面を見せてくる。
「待ち受けにしちゃった。」
ウインクしても可愛くねえよ!
しかも、それウインクじゃないから。
出来てないから。
仮にもモデルなのに、ウインクできなくて仕事になるのだろうか?
地元の小さな雑誌だが、心配になる。
待ち受けは即変えさせた。
最初のコメントを投稿しよう!