1

4/8
前へ
/124ページ
次へ
私はイチの部屋に勢いよく乗り込んだ。 「うお!」 いきなりの訪問者にか、それともハデな登場の仕方にか、イチは驚き、ベッドの隅で目を見開いている。 「ねえ!流が帰ってくるんだって!」 私が満面の笑みで言うと、市場意味深な溜め息をついた。 「・・・知ってるよ。」 床にはプライベートでしか使わないショルダーバッグが無造作に落ちていた。 また、女の子か。 一定の彼女を作らず、イチは複数の女の子と遊んでいる。 外見は素晴らしく良いため、尽きないのだ。 女の子で遊ぶと痛い目を見ると、散々諭しているのに止める気はないらしい。
/124ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加