パイ○ン

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数年前、当時の職場の先輩と飲みに行った時の話。 その先輩とは歳は1コしか違わなかったので、先輩後輩というよりは、友達に近いような関係で、週に1回は必ず飲みに行っていた。 住んでいる場所も結構近かったので、飲む場所は大体僕の地元か先輩の地元。 今回は僕の地元で飲んだ時の話。 そして、店は何故か僕の元バイト先。(『10コ上の彼女』の中で僕がバイトしていた店です) 店長「いらっませ、こんばんわー!…あれ?秋くん?久しぶりぃー」 僕「どうも」 ちなみに店長は『10コ上の彼女』で出てきた店長とは別人です。 僕が辞める数ヶ月前に直営店からフランチャイズになって、それに伴い店長も変わりました。 この店の店長になる前までハワイに住んでいた、ちょっとファンキーなオッサンです。 店長「ごめんね。今日結構混んでて、カウンターしか空いてないんだ」 僕「一弥(かずや)さん(先輩の名前、仮名)、カウンターでもいいっすか?」 一弥さん「ああ!全然いいよ!」 僕「全然いいっすよ!」 店長「了解。…ご新規2名様ご来店でーす!!」 店員「「「いらっしいませ、こんばんはぁ!!」」」 こうして、僕たちはカウンター席へと案内された。 店長「生でいい?」 僕「はい!生2つで」 店長「了解!11卓様ご新規ドリンクオーダー頂きましたー!」 店員「「「「よろこんでぇ!!」」」」 僕「何食います?」 僕たちはビールが来るまで、メニューを開き料理を決めながら待った。 店員「しチュれいします。ナマビールっおまたシェしました」 …チュ?…シェ? 変なしゃべり方をした女の店員がビールを持ってきてくれた。 …って、よく見たら外人さんじゃないっすか。 多分フィリピン人。 僕「どうも」 一弥さん「あっ。料理の注文いいですか?」 フィリピン「ハイ」 僕たちはさっき決めた料理をいくつか注文した。 フィリピン「ジュウイツィ卓様ごしきオリョリオーダー頂きましたぁ!!」 店員「「「よろこんでぇ!!」」」 へぇー。 外人さん雇ったのかぁ。 一弥さん「お疲れっ」 僕「お疲れ様です!」 僕たちは乾杯をして飲みはじめた。
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