デート

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桜乃の家に着くと、そこに桜乃が座り込んでいた。俺が側まで行っても全く気づかない。 「桜乃、何してるの?」 声をかけるとこっちを向いた。 彼女の瞳ば涙で濡れていた。 「どうしたの?」 「わからない…わからないけど…止まってくれない…」 気づけば桜乃を抱きしめていた。 「大丈夫だよ。泣いていいから。」 桜乃の耳元でささやくと、腕の中で泣き声が聞こえた。
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