ポラリス

2/2
前へ
/18ページ
次へ
「ポラリス…」 「…?なにそれ?」 ―北極星― ほとんど動かない星。 空の中心。 「桜乃ってポラリスみたい」 いつも同じ場所にいる。 俺の世界の中心。 「どうして?」 「なんとなく。」 桜乃に本当のことは言わなかった。 伝えたことは、2つ。 ありがとう それから、 好きだよ 頬を赤らめた彼女は、黙ってうなずいた。 「私もだよ…」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加