一章 ちょっとまってくださいよ

14/16
前へ
/32ページ
次へ
理人「おいこら起きろ。愛しの理人様デスヨー」 胸倉を掴んで腹パン。俺はそこまで力が強い方じゃない。よくて一般男性、悪くて高校生ぐらいの身体能力だ。回復力耐久力除く。 遥はやばい。何がやばいって理解力と純粋な力がやばい。俺にないものを持ってる。 逆に言えば、俺は遥の持ってないものを持ってるが、相性が極端に悪い。 Lv100の6Vで技が卵産みだけのラッキーが、Lv100のカイオーガと戦っているのを想像していただきたい。 絶対零度で一撃です本当に(ry ルリア「……う……理人……さん……」 理人「起きたか。そんじゃあ残る一人も起こすか」 今度は安易に腹パンとかは駄目だ。死んだのに死ぬ羽目になる。 普通に揺すって起こすしかないのが残念なところだ。前胸揉んで起こした時は半殺しにされたからな。 遥「……ここは……?」 理人「知らん。俺だってまだ現状を把握し切れてない。続きはあの変人に話を聞け」 「一匹が眠ったままだがまあいいだろう。続きを話そう」 変人が言うにはこうだ。 お前たちはあの世界に不適合すぎるので、もうひとつの可能性世界に行け。 だってよ。嘘乙。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加