一章 ちょっとまってくださいよ

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「了解した。結城 理人、貴様はどうする?」 理人「んー。魔法、呪文、晶術、輝術諸々が使えればそれでいい」 「少ないな。もっと新田 遥のように欲張っても良いのだぞ?」 これで少ないとかどういう感性してやがるこの変人。これでも十分チート過ぎるレベルだろ。 アルテマとかマダンテとかインディグネイションとか特に狂ってるだろ。 理人「なら、あと会話する能力ともうひとつ、ルリアをもらっていくがいいな?」 ルリア「……え?」 「構わん。厄介払いできてこちらとしても嬉しい」 案内役ゲット。もちろん下心もあり。遥だけじゃ華がない華が。あれただの嫌味な糞餓鬼だから女として見ることができない。 今思ってることが遥にばれたら、むこうに行った時にまた半殺しにされるな。おお怖い。 「では、もうひとつの世界へ旅立つが良い。お前たちを見たことがないものが迎え入れるだろう」 遥(夢が……ついに叶うんだ……) ルリア(理人さんと旅……あ、涎が) 理人(ちょっとまってくださいよ。トイレ借りたい)
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