二章 青木ヶ原樹海

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理人「うむ。森だ」 ルリア「……樹海、ですね」 遥「うぉぉおおお!!テンプレ!」 いつのまにかもうひとつの世界へやってきた俺たち一同。そしてなぜか俺の腕の中には先程の狐が。 この狐、妙に暖かい。また少し肌寒いこの季節にはちょうどいいな。カイロの代わりにさせてもらうとしよう。 理人「叫ぶな餓鬼大将。魔物とやらが来たらどうするんだ」 遥「その時はその時さ。みんなまとめて僕が守ってあげるから心配しないで」 どう考えても19歳の女性が言う台詞じゃない件について。 そして完全に遥のせいだろう。近くでなにかとてつもなく大きい生き物の足音が聞こえてくる。ズシンズシンってな。 理人「……デッケェ烏賊だな」 ルリア「とっても大きい烏賊ですね」 遥「触手!!!」 もうやだこの完璧変態。
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