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俺は奥田 勇太(おくだ ゆうた)。今年で15になる新高校生だ。
今日から高山私立高等学校と言う高校に行くようになる。
しかし、俺には少し不安なことがある。入試の日に俺の教室には1人も男子が居なかった事だ。
まぁ、今年から共学になったって話だから先輩は居なくとも誰か1人ぐらいは居るだろ。そいつと仲良くなればいい。うん。
俺はこれから始まる高校に期待の思いを込めながらトーストをくわえた。
「んじゃあ、母さん行ってくるよ。梨沙(りさ)、明日から1人で起きろよ。親父は……まだ寝てんのか。――たまには起きろよな」
朝食のトーストを牛乳で無理矢理飲み込むと俺は立ち上がった。
「じゃあ、お兄ちゃん。ばいば~い」
妹の梨沙がそう言って手を振ってきた。
「――あのな」
俺は寝惚け眼の妹と人間的会話をすることを諦めドアを開けた。
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