第1章 四面楚歌な教室

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俺の予想は当たっていた。それも悪い方で…… 古く軋みをあげて開くドアを開けると黒板には『男子1人、女子29人』と書いてあった。 「嘘だろ?男子………俺だけかよ!?」 俺は思わず叫んでしまった。 そのせいで周りから注目されてしまった。 「ねぇ、早く入ってよ」 後ろから声をかけられ俺はそそくさと奥に進んだ。 俺の席は教室のはしっこのようだ。立地条件的には最高なんだがな。 「まじかよ………」 俺は只呟く事しか出来なかった。 中学の頃の記憶が蘇ってくる。
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