第1章 四面楚歌な教室

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『なぁ、聞いてくれよ。今日受験だったろ?』 『今更当たり前過ぎる事言うなよ。頼む、悪夢を蒸し返さないでくれ。死にそうなんだよ。受験競争と言う名の戦争は終わったんだよ』 『そこで何があったと思う?』 『人の、話を、聞けぇ。知らね~よ、何だよ?』 『会場で女の子しか居なかったんだぜ』 『お前――何時から女子になったんだよ?』 『そこか普通!? 俺以外に決まってんだろ!?』 『へぇー、羨ましい限りだな! ハーレムじゃん!? お前……死んでも良いんじゃね?』 『んなわけあるか!!』 『ははは、だよなぁ。なぁなぁ、かわいい子居たらさ、一人で良いから俺にも回してくれよ。な?』 『そうだと良いんだけどなぁ』
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