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慌てて振り返ると何の比喩でも無く本物の美少女がそこに立っていた。
焦げ茶色の髪を左側の髪止めで止めている女の子だ。
きっと、何かスポーツをしているのだろう。引き締まった四肢や控えめの胸元が健康的な魅力を感じさせた。
笑みを絶やさない様な元気そうな女の子だった。
「君は?」
「ん、私?」
胸元を指差していたがすぐさま目をそらした。
いやいや、嬉しいけどさ……目のやり場に困る。
そうこうしていると件の美少女は微笑み、
「私は木村綾(きむらあや)。君は?」
どうやら胸元の名札を指差してたようだ。
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