アルフィーネ城

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…ここは、何なんだ。 ラグゼム、なんてとこに移動させやがった。 俺がいた場所は、きらきら輝く広々とした部屋だった。 というか、装飾が凄い。 …どうする? ①とりあえずこの部屋から出る ②叫ぶ ③諦めて体育座り ②はやばい。 絶対兵とかくるな。 ③はもう策がない時の最終手段! …いや選んじゃ駄目だろ。 あぁもう、①しかないじゃないか! てなわけで、きらびやかな部屋よ!さらば! 「そしてどこに行く気なの?」 …確かに。 城というなら、めちゃくちゃ広いに決まってる。 て、 「誰だお前は!!」 声が聞こえたとこを指差した。 そこには、 美人がこっちを見て立っていた。 「うふふ、初めまして勇者さん。 私はルミネ・ルナファーンよ。よろしく。」 そのルミネとか言う美人さんはにこりと笑っていた。 「え、と、俺は山下泰介。 あ、山下は名字だから。」 「じゃあ、泰介ね。 ところで泰介、貴方は何故ここに?」 「召喚間違えんじゃないか?」 「あら、そうなの…。大丈夫だった?」 ルミネは俺に近づいてきた。 うわ、すげー美人だ…。 「あ、いや、大丈夫。」 「そう、良かった。」 そしてルミネはそっと離れた。 やばい顔熱い…。 ルミネはにこにこして俺を見ていた。 すると、 「泰介!!」 …あの声が聞こえた。 王道主人公、真琴だった。
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