プロローグ

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「泰介ー!」 俺は学校に行く為歩いていた。 その時、後ろからは元気な声(俺にとっては五月蝿い)が聞こえてきた。 「よう、真琴。 そしてさよなら。」 「え、何で!? いきなり酷いよ泰介!!」 何を言う。 お前の為を思って言ってやったんだよ。 うざいしうざい。 ↑大事な事だから二回言いました♪ …あ、皆様申し遅れましたが、俺は山下泰介といいます。 …え、敬語キモい? うん。自覚してる。 本当は言いたくないんだ敬語。作者が言ってるから仕方なく…、 「泰介、また空見てるぞー?」 うお、いきなり話し掛けんなよクソイケメン。 あ、ちなみに、 この、 俺をいらいらさせ、ぶっ飛ばしたくなるイケメンは、 笠森真琴だ。 俺を、親・友!とか思っちゃってる勘違い男なんだよなぁ。 何で俺みたいな 暗くて地味でかっこよくなくて運動出来ないような男と… 「…地味じゃないしかっこいいよ泰介は。」 「あ、嫌みですかい。」 「ち、違うのに…。」 何故か落ち込む真琴。 …今のうちに走れば振り切れたりとか…。 「泰介は普通にかっこいいから自分に自信を持たなきゃだめだ! …て、あれ、泰介!?」 しまった、気付かれた! ---------- 泰介は逃げた!! 泰介は真琴を振り切った! --------- そして、学校に着いて教室に入った。 やべ、息切れが…。 え?真琴? 女子に捕まってましたが? …うん、 あいつ遅刻だわ。 ま、どうでもいいがな。 案の定、真琴は遅刻していた。
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