第一章

2/4
前へ
/6ページ
次へ
私はいつものように点呼直前にそーっと教室に入った。 早く来ると朝までいじめられるから。 気づかれないように入ってきたのに、やっぱりバレちゅった… 「てーるちゃんっ♪おはよう♪あいさつもなしなのー?」 いじめのリーダー的存在の英里がわざとしく言った。 「お、おはよう…。」 「相変わらず暗いなあ。朝から不愉快だよてるちゃーん。」 「す、すみません…。」 「あー、やっぱなんかむかつくんだよねぇ♪キモいしwww」 「…」 「なに黙ってんの?∧ω∧何か言いたいことないの?∧ω∧」 私は唇を噛み締めた。 私、なんにもしてないのに…いつもこんな事言われて辛い。 そんな張りつめた空気の中、チャイムがなった。 今日も地獄の一日が始まる…。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加