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「こんなん入ってんだあ、ダッサーwwてかてか、教科書とノートばっかりでキモいんだけどw」
「…」
「おーっとこれは大好きなママが作ったお弁当かな?∧ω∧」
「ちっ、ちょっと!それはやめて!」
「え?なになに?どーしたよてるちゃん。こーして欲しいの?」
バンッ!!
英里は私のお弁当を床に投げつけた。
フタをはずしてから。
当然、お弁当の中身が床に散乱する。
ひどすぎる…。
こんな事までするなんてっ。
いくらなんでも許せない。
「ひどいよっ!最低!やめてよ!こんな事してなにが楽しいの!? 」
始めてこんなに大きな声で言えた。
怒鳴れた。
「なにマジになってんの?キモいんだけどw」
「えっ…」
「そんなにお弁当が好きなの?お母さんの作ったお弁当があ?…ふーん、マザコンなんだてるちゃーん♪それって恥ずかしい事だよね?この年にもなってねえ?」
「…」
「はははっ♪やばい笑えるwwダサくて、がり勉で、ブスで、豚で、マザコン?ww一生彼氏出来ないよてるちゃんwwww」
「…」
「笑えるよマジwwwやばいーwwwやばくない?www」
続いてみんなも笑出す。
こんなの本当の友達じゃないよね。
「って事で次の授業行くか♪」
「…」
「あ、もちろんそのゴミ、綺麗に捨てといてねっ☆ウインク」
ゴミ…
ゴミって、お弁当の事?
あんたにとってはただのゴミかもね。
でも私にとっては大事なものだよ…
地獄みたいな学校の唯一の楽しみ。
なのにひどい…
私は散乱したお弁当を綺麗に片付けてから次の授業に出た。
移動教室だったから遅刻していった。
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