第一章

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「こんなん入ってんだあ、ダッサーwwてかてか、教科書とノートばっかりでキモいんだけどw」 「…」 「おーっとこれは大好きなママが作ったお弁当かな?∧ω∧」 「ちっ、ちょっと!それはやめて!」 「え?なになに?どーしたよてるちゃん。こーして欲しいの?」 バンッ!! 英里は私のお弁当を床に投げつけた。 フタをはずしてから。 当然、お弁当の中身が床に散乱する。 ひどすぎる…。 こんな事までするなんてっ。 いくらなんでも許せない。 「ひどいよっ!最低!やめてよ!こんな事してなにが楽しいの!? 」 始めてこんなに大きな声で言えた。 怒鳴れた。 「なにマジになってんの?キモいんだけどw」 「えっ…」 「そんなにお弁当が好きなの?お母さんの作ったお弁当があ?…ふーん、マザコンなんだてるちゃーん♪それって恥ずかしい事だよね?この年にもなってねえ?」 「…」 「はははっ♪やばい笑えるwwダサくて、がり勉で、ブスで、豚で、マザコン?ww一生彼氏出来ないよてるちゃんwwww」 「…」 「笑えるよマジwwwやばいーwwwやばくない?www」 続いてみんなも笑出す。 こんなの本当の友達じゃないよね。 「って事で次の授業行くか♪」 「…」 「あ、もちろんそのゴミ、綺麗に捨てといてねっ☆ウインク」 ゴミ… ゴミって、お弁当の事? あんたにとってはただのゴミかもね。 でも私にとっては大事なものだよ… 地獄みたいな学校の唯一の楽しみ。 なのにひどい… 私は散乱したお弁当を綺麗に片付けてから次の授業に出た。 移動教室だったから遅刻していった。
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