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「やっぱり! 何かおかしいと思ってたんだよね、このスケベ!」
「……鼻をつまんだだけだってば」
続けてこちらにも接近。ジョークを挟んだ挨拶を済ませた。
「いただきま~す」
それから家族4人でテーブルを囲んで食事を開始。サラダや目玉焼きを次々に口の中に放り込んでいった。
「香織。アンタ、ちゃんと宿題やった?」
「あはは。やるわけないじゃん、私が」
「前からやりなさいって言ってるでしょ! 楽をしてたらその分だけ後で自分が苦労するのよ?」
「う~ん……だってまーくんが夜に部屋に来て変な事しようって誘ってくるから」
「人のせいにしないでくれ。ていうか嘘をつかないでくれ」
他愛ない話題で大盛り上がり。義理の家族だがお互いの間に壁は無い。
「そういえばアンタ達に大事な話があるんだけど」
「え? 何?」
「ん~と、説明するの面倒だから帰ってからにするわ」
「なんじゃ、そりゃ」
母親が意味深な台詞を投下。返事を待つが肝心の内容は濁されてしまった。
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