プロローグ

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「ねぇ、そこの君」 肩をたたかれて振り返るとそこには見知らぬ女がいた。 清楚な雰囲気に絶世の美人と呼べるほどの顔を持っているようで、 周りの男はその女に目を奪われているようだ。 「ん?俺か?」 「そう君だよ。ふふっ」 女は微笑みながら軽く笑う。 後ろでオォ~!声が上がる。 「君何か他の男の子と違うね、私を見ても何にも反応しないし。」 「ホモでない!」 しまった、よくホモと間違えられるので反射的に言ってしまったが、 大きい声で言ったので女が一瞬驚いてしまった。 これでは‘ホモだけど周りにばれたくないから必死に隠そうとしてるが、 その必死さが逆に怪しいやつ‘になってしまう。 「ふふっ」 ん?「腐腐ッ」だと!しまったこやつは腐女子だったか! くっ・・・だがこれでこいつが俺に話しかけてきた理由がわかったぞ! こいつは見た目ホモっぽい俺を見て腐女子魂が爆発してしまい、 俺と誰かの薄い本を書きたくなってしまい、 その許可を俺に求めに来たのだな! こいつは・・・変態だ!あっいや、大変だ! ・・・どっちともか!
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