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これは……俺に『何か』をしろと、いう意味なのであろうか……?
告白の返事を、その行動をもって示せと……?
コイツ……生真面目で素直な奴とばかり思っておれば、意外にも……
むしろ素直であればこそ、時として大胆に……そうとも考えるられるのかもしれない。
いや、コイツのことを、言う前に……
この接近して向かい合う格好に持ち込んだのは、俺の責任であることを思い出した。
悪かったな『後輩』……
しかし、どうしていいのか、わからない俺は……
一旦、簡単な情報を読者に与えることを優先してしまうのだが……。
それは、冒頭から暴走気味に、喋り続けた、お前にも責任の一端はあるのだから許してほしいものだ……。
平日の夕方、場所は俺達が通う学校……これは説明しなくても、そんな感じに捉えていたかもしれないが、イメージは、時として確証を求めるものだろう。
『後輩』は、とある部活に所属していて、その練習後……
俺は、帰宅部だが、教師に言われた野暮用を済ませて帰るところであった。
情報のディテールが曖昧ではあるが、どうか気にしないでもらいたい。
語るべきことは、後に効果的なタイミングで語るつもりだし、そうでないことは、無理に説明はしない……
そんなスタンスで、進めてゆくので承知してくれ。
最も、話の脱線は今後も繰り返されてしまうだろうが、性分故に許してほしいものである。
ともかく……
重要なのは今日この時に……俺と『後輩』は偶然に出会したに過ぎない、その一点なのでである。
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