問3

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『ホントに楽しくて…それだけしか言ってないんですけど…』 先生は、私のこと、どう思ってましたか。 『俺、大学生活が楽しすぎて、卒業したくなくて、教師になったのはホント奇跡みたいな感じだったんですけど…』 ただの生徒でもいいです。 『教師になって良かったな…って思いました』 ただ少しでも、覚えていて欲しいの。 『本当に…ありがとうございました』 バァッと拍手が起こる。 その拍手の大きさも、先生がいかに生徒から好かれていたかを表しているようで。 私の恋が散っていく音を表しているようで。 少しだけ、切ない気持ちにさせられた。 なんだ…、涙も出ない。 少しくらいはうるっとすると思ったのに…。 私の想いはこの程度のものだった…ってことか…。 あーぁ。 失恋しちゃったなー…。 バイバイ、先生。 バイバイ、この気持ち。
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