問1

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「大丈夫、あと1週間でワークやれば!提出してもらうからしっかりやってねー」 さらにざわつく生徒。変わらずにこやかな先生。 悪夢としか言いようがない。 と、いうわけで私と亜紀は学校に残ってワークをすることにしたのだ。 テスト期間じゃないから、部活があるのに…。 ま、私の部活は週に1回しかないからいんだけどね。 亜紀も見かけによらず書道部に入ってるけど、毎週金曜にしか部活がないらしい。 「わぁぁぁあああ何この問題!おかしいよ!訳わかんないよぉぉぉおお!!夏乃ぉぉお、教えてぇぇぇぇええ」 「はいはい…」 今にも…いや、すでに発狂している亜紀をなだめながらワークを数式で埋めていく。 「あ、もうこんな時間」 ふと時計を見ると、5時17分を示していた。
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