会いたかったよ、ずっと。

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あぁ、もう。 なんか色々ヤバい。 そういう上目遣いやめようか、ね? 「えっとー…、近所にコンビニとかある?」 「っ、はいっ」 不自然にならない程度に視線を逸らしつつ、彼女の家の近くの、某青が基調のコンビニを指定する。 「じゃあそこで…待ってます…!」 捨て台詞のようにそう言い残すと、彼女は彼女の母親が待っているのであろう白い軽自動車の元へかけていった。 「……」 ふう…。 あ、なんか、ドッと疲れた。 まとわりついてくる熱気を振り払うように、駐輪場へ足を動かす。 うわー…こうなってみると俺、存外彼女に色々奪われてたのかも。 気持ちとか、理性とか。 自転車にまたがって、現勤務先の高校へ急ぐ。 先帰ってくれと言ったきり、ほっといてる…っていうのはまずいよな。 教師と生徒が恋愛関係になる。 マンガとか小説とか、創作物じゃよくあることだけど。 実際そういう関係になるにはかなり勇気がいると思う。
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