問1

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そこには猫みみを付けた古賀先生がいた。 笑顔でピースサインまで出している。 「ね?可愛くない!?」 「…うん」 亜紀は興奮して、スマホを持っていないほうの腕をブンブン振っている。 「何でこんなことしてるんだろ?」 私が漏らすと。 「先生が副任してる3年生の人がやったらしいよ」 亜紀が応じる。 端正な顔立ちに、薄桃色の猫みみがよく似合っている。 だからさっき、あんなに人が集まっていたのか…。 なんだか妙に納得。 亜紀のスマホに見入っていると。 「夏乃、この画像いる?」 「えっ!?」 願ってもない話だ。 …欲しい、正直欲しい。 でも、先生への気持ちがばれたら…。まだ微妙なこの気持ちを誰かに気づかれたくない。 どうしよう…。
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