問2

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「じょ、冗談ですから!先生、この問題は…」 いたたまれなくなって話題を変える。 と。 「え?冗談なの?折角今ご褒美考えてたとこなのに…」 「え!?」 何言ってるんだ、この人は。 「さっき無理って言ったじゃないですか!」 「いやさっきのは独り言。偏差値いくつ以上にしようかなぁって考えてたんだけど、50は低いかなぁ、無理だなぁって思って」 「…」 はー、思わずため息が出る。 というか。 「え!?いいんですか!?」 「いいよー、別に。なんか面白そうだし」 そう言って先生はまたニヤリと口角を上げた。 「その代わり条件がある」 「条件…?」
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