問2

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高校の夏休みは1ヶ月。 鬼のような量の課題。 それだけで夏休みが終わってしまった。 「有り得ない、まじで有り得ない」 夏休み後最初のお昼、亜紀はそう連呼していた。 「終わるはずがないんだけど、まじ有り得ない!!折角夏乃と遊べると思ったのに!部活も毎日あるし!ほんっとに有り得ない」 「私も亜紀と遊びたかった…」 あんなに遊ぼうねと約束していたのに、ちっとも亜紀と遊べないまま夏休みは終わりを告げた。 あの補習期間以外で、恵理ちゃんと話はしていない。 先生に質問に行こうと言われることも無くなった。 「そういえば…、夏乃もうすぐ誕生日でしょ?」 「あぁ…そうだった」 「ちょっと、自分の誕生日くらい覚えてなさいよ」 そう、8月は私の誕生日がある。名前の通り、夏生まれなのだ。 と言っても31日生まれという微妙な時なんだけど。
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