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「だから、店番。いいよ?」
「いいの!?」
再び驚いたように目を見開き、腰を屈めて私に顔を近づける金森くん。
どんだけ私が断ると思ってたんだろう…。
「そっかそっか、ありがとう!!」
金森くんは私の手をガシッと掴むと、上下にブンブン振り始めた。
「え?あ、あぁ…いいよ」
なぜこんなに手を振られてるんだか…。
「じゃあ午前中お願いするわ!湯島にも頼んどくからさ!」
「う、うん。わかった…」
そう言って金森くんは鼻歌を歌いながらどこかへ行ってしまった。
嵐のようだった…。
うーん、接客って苦手だけど、まぁ亜紀もやるみたいだし、大丈夫かな。
もしかしたら先生も来てくれるかもしれないし…なんて。
ちょっと期待し過ぎかな?
着々と文化祭の準備は進んで、教室もだんだんそれっぽくなってきた。
文化祭前日は午後からの授業は無くて、クラス全員で下校時間ギリギリまで準備した。
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