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それにしてもあの男の子、よくしゃべんなー。
見た目すっげーチャラいなー、髪型とかすっげーチャラい…。
それから会話は途切れて、粛々と授業が続けられた。
ここはさすが進学校と言わざるを得ない。
先生の授業は確かに分かりやすかった。
「ね!古賀先生ってめっちゃ可愛いよねぇ!」
昼休み。
後ろの席のよしみで仲良くなった湯島亜紀と共に弁当を囲む中、亜紀が目をキラキラさせながらそう言った。
「可愛い…の?どこら辺が?」
「可愛いじゃん!?顔とか仕草とか!!」
「ふーん…」
「…何、その、興味のなさそうな返事」
「きょ、興味がないわけじゃあないけどさ…」
顔…、可愛いのか?
古賀先生の顔を頭に思い浮かべてみるけど、可愛いとは思えない。
…亜紀はどうやら例の中学校時代の友人と感覚が似ているようだ。
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