追憶

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何度も何度も 思い出す さっきまで 繋いでいたハズの貴方の大きな手が 肘から上を無くした夢を掴むハズだった手が 血に染まり 無機質なアスファルトの上に転がっていた 思い返したくなんてないのに 見たくもない 夢を見る 血濡れで地に伏せる 貴方をただ見下ろす私 二人だけの世界 音はない
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