ただしイケメンに限る

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ただお兄ちゃんの方でもよく分からん事が起こってたみたいでトイレが終わってすぐ戻ろうとしたが、神社に行こうとしても何故か着かない。 「え??」と思いながら私に電話したが、私と同じでずーっとコールしているだけで繋がらない。 でも1人で戻る訳にも行かずウロウロしていたらようやく到着し、私がイケメンに襲われているところに遭遇したらしかった。 結局旅行は中断、急いで親に連絡して迎えに来てもらった。 もちろん親にもイケメンの事は話したが親も首を傾げてた。 私はこの事があってから一時期だけだけど、男が駄目になってしまった。 お兄ちゃんは早く戻れなくて本当にごめんと謝ってくれたけど、あれはお兄ちゃんのせいじゃないし、多分イケメンがした事なんだと私とお兄ちゃんは思ってる。 やっぱり怖いし一応お祓いに行ったんだけど…そこの住職さんは私達の話を聞く なりかなり渋い顔をした。 「とりあえず、2人が心配しているような呪いやら祟りは無いから安心してね、でも…余計な事しようとしてるならやめなさい」 「え…?」 お兄ちゃんと私は顔が真っ青。 というのも、お兄ちゃんの提案で探偵事務所にあの神社周辺で何か怪しい人物やあのイケメンに近い人物は居ないか、心霊的な噂などが無いか調べ てもらおぜ、なんて話になっていたからだ。 「○○さんはただ運が悪かった、狙われたというかたまたまあそこに居たから…かな、それに2人が出会ったのは幽霊じゃないよ」
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