ただしイケメンに限る 後日談

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お兄ちゃんには特別な体質は無くて、ただ私の体質を無くしてくれると言っていた。 ただおじさんは「可哀想にね~イケメンなら可愛い女の子にモテるだろうに…でもああいうのからは奇形しか生まれないし、ああいうのはロクな死に方しないしね」と意味ありげに言っていた。 私達の通っている大学は4年制だから私は後2年通わないといけない。 お兄ちゃんは私をすごく心配してくれているけど…。 でもあのイケメンは私と同じ学年で、講義もたまにかぶってる。 私はイケメンを避けながら過ごしているけど、あのイケメンはやっぱり彼女を作っていないらしく、それが大学で噂になっていた。 実はもう彼女が居るとかなんやら。 自覚がどうたら言ってたけどイケメンはやっぱり私に対しては反応は無いし、 後はただ無事に大学生活を送ってイケメンから離れるしかない。 まぁオチも何も無い話なんだけど…。 幽霊も怖いけど、幽霊でもなく、人ならざるものが一番怖いのかもしれないと思った。
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