これがよくある落ちものよ!

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 その子は、僕が市場でいつも通り買い物を済ませて、家に帰ろうとした時に現れた。というか、横から突撃された。 「いてて……」  痛いのはこっちもだ。でもまあ、女の子だし、優しく声を掛けよう。 「君、大丈夫?」  その子は、綺麗な金髪ツインテを逆立てて、僕をグッと睨んでいた。 「大丈夫なわけ無いでしょう!? アンタがそんなとこでボーッとしてるからぶつかっちゃったじゃない!」
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