プロローグ

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――そこは光の届かないとてもとても暗い場所。 そこではある少年が決断を迫られていた。自分の人生、それどころか他人の人生までも左右する程の重大な決断を。 その場にいるもう一人の人物は甘く囁く。 ――君の選択は偉大だ。誰も責められやしない。だからさぁ決めて、大丈夫だから―― その言葉に従ってか従わずか、少年はとある選択をする。 大きくか小さくかはまだ分からない。だけどそこから世界は確かに変わる。 ――これが、物語の一ページ目。変わりゆく世界の物語の一ページ目。
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