脇役君と主人公君と日常

2/34
前へ
/172ページ
次へ
ピピピピピピピバン シャー 「ん~」 カーテンを開けて朝日を浴び固まった身体を伸ばす オッス、オラ『斉藤 潤(サイトウ ジュン)』高校1年生。 「朝飯作るか」 制服に着替えて朝飯作りに取りかかる。 「いただきま~す」 親は10年前に某ネズミーランドの帰りに交通事故で亡くなった。俺は奇跡的に無傷だったらしい。その為今はマンションで一人暮らしをしている。 「ごちそうさま」 ん、そろそろ時間か…… 「父さん、母さん行ってきます」 恒例になった両親への挨拶も終わったことだし行くかな ガチャ 外に出て時刻を確認すると7:55。因に始業時刻は8:30で歩いて10分で着く。 ならなんでこんなに早く家を出るかって、その理由がそろそろ来る頃だが・・・ 「「「卓哉~!!まってー」」」 「いーやーだー!!」 あっ、来た
/172ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1927人が本棚に入れています
本棚に追加