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卓哉side
「「「卓哉~!!待ってぇぇ!!」」」
「いーやーだー!!」
あっ、おやようございます。僕の名前は『須藤 卓哉(スドウ タクヤ)』高校1年生。
察しのいい人はお分かりでしょうけど、今僕は追われています。別に僕が何か悪いことをした訳ではなく、彼女達は僕と一緒に登校したいらしく早朝から張り込んでいたらしい……。
別に一緒に登校するのは構わないのだけどその際に「何卓哉と腕組んでのよ!!」「貴方こそ腕組んでいるでわないですか!!」などの女子ならでわの争いと腕を組まれることによる動きづらさが嫌で毎日回避するのに苦労してる。
一応言っておくけど僕は鈍感じゃない。彼女達が僕に異性として好意を持っていることも知っている。正確に入学したその日に10人ぐらいから一斉に告白された。そして僕は断った。もちろん今の関係を崩したくない等という理由ではない。純粋に異性として好きな人がいなかっただけだ。
言っておくけど僕は決してホモではない
そう僕は決してホモではない←大事なことだから二回言った
それにも関わらずあの三人は僕を振り向かせようと日々努力しているらしい。ただ、それに比例して日々エスカレートしている。
流石にこの前ベッドに潜りこんでいたときは焦った。
おっとそんなことを考えている内に人影が見えてきた。そう、僕の親友の影が
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