脇役君と主人公君と遠足

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鈴side スタートしてから1万年と2せn……ではなく1時間と20分程が経ちました。 私は今広場で必死に券を探しています。 「ありません」 「…ありません」 「……ありません」 「………ありま…せん」 ベンチの裏、木の枝、植え込みの中、はたまたモグラの穴の中まで探しても見つかりません。 「ここには無いのでしょうか……」 現に他の子達も見つけていませんし……。 私は「…はぁ」とため息を漏らした時、 「!?」 私の第六感が何かをキャッチしました。 一つは『何か重大な何かを見落としている感覚』そしてもう一つは『悪寒』。 何のことか判りませんでしたが後者はすぐに判明しました。 「美少女はどこだぁぁぁぁぁぁ!!!」 そう『Gを司る者』こと……こと誰でしたっけ? 仮に………モブAとでも置きましょう。 モブAは広場に入って来るなり「カワイ子ちゃんはっけぇぇぇぇん!!」と叫びながら私に向かって来たので、 「そこのカワイ子ちゃん!!俺とお茶し「ません!!」ふべらっ!!?」 反射的に顔面に正拳突きを入れてしまいました。 モブAは気絶しましたがよくよく思いだすと彼は卓哉さんの親友だったかと……。 でも斉藤さん、それに卓哉さんも殴ったいましたし大丈夫でしょう♪
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