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卓哉side
浩二が走り去ってから3時間程経過して中間地点の広場に着きました。
「そろそろ12時か。卓哉、あそこのベンチで昼食おうぜ。」
「あ!?ちょっと潤待っ『グニ』……て?」
足早にベンチに向かう潤を追いかけようと一歩踏み出したら僕は何かを踏んでしまった。
「おいどうした?犬の糞でも踏んだのか?」
潤……このタイミングでそれはないよ。
「……」
僕は意を決して恐る恐る確認すると、
「浩二!?」
「おいどうした?」
「大変だよ潤!僕浩二踏んじゃったよ!!」
「餅つけ、じゃなくて落ち着け。そんなと所で寝ていたそいつが悪い。」
「そうかもしれないけど……そう言えばどうして浩二はこんなところで寝ていたの?」
「あー、あれだ。
美少女発見
ナンパ
返り討ち」
「納得。てこと寝てたんじゃなくて気絶していたんだね……。」
「そういうことだ。踏んで起きねえんじゃもうほっとけ。」
「うんそうだね。浩二の自業自得だしね。浩二!踏んでゴメン!!」
そして僕達はベンチに向かった。
後ろから「ぐへへ女王様~」と聞こえた気がしたけど無視することにした。
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