脇役君と主人公君と遠足

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???side 私は遠足が始まってからある人物ずっと眺めている。 その人物は私にある感情を覚えさせて人だ。 「はぅ……//」 見ているだけで顔が熱くなる// しかし昨日の連絡網はラッキーだった。班別行動で無くなったということは誰の許可なく好きな人と一緒にいられるということだ。 しかし私は肝心な所で臆病だ。 彼に想いを伝えなくてもどうやって話しかけたらいいかすら分からない。 あれからずっと眺めている。 広場のベンチで嬉しそうに昼食を食べている姿 その後、他の男子と無邪気に遊ぶ姿 隣にいる友人と楽しそうに話している姿 カッコイ~// 少しして今度は道端のベンチの近くで何かをしている ほへぇ~// 「はっ!?」 私は私自信がマヌケ面をしていることに気付き咄嗟に近くの木に隠れた。 いかんいかん! いくら彼がカッコイイからってこんなマヌケ面を晒してしまったら元も子もない! 「あっ!?」 そ~っと木の陰から彼を見てみるも既に彼の姿は無くなっていた。 う~っ!私のバカバカバカー!! 「……行こう」 暫く自己嫌悪に陥っていたが諦めて歩を進めることにした。 それにもう充分彼の写真は撮れたしな……//
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