脇役君と主人公君と学生の敵

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「斉藤さまぁぁぁぁぁぁぁ!!私めに勉強を教えて下さいませぇぇぇぇぇぇぇぇ!!私を赤点の海から解放してくださぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 モブキャラ共の雄叫び続く中、モブAが泣きながら俺にすがり付いてきた。 「ええい鬱陶しい!!もっと優秀な奴に聴け!!」 「だって、だって潤いつも寝る位余裕なんだろ?」 男がだってとかキモいわ 「別に俺は中学の頃成績良く無かったぞ」 「え!?てことは…なかm「違うわ」ぐへほ!?」 悪いと言ってもコイツ程じゃねぇわ 「ねぇ潤、それならまた勉強会開かない?」 卓哉、いったい何処から湧いた…… 「勉強会?」 「うん。僕と潤は中学生の頃は定期テストのたんびに勉強会を開いて僕はよく教えて貰っていたんだよ。」 モブAこと浩二の問いに懇切丁寧に答える卓哉。えぇ人やわ~、俺なら絶対しないがな!! 「教えて貰ってって、卓哉ってかなりのバカなのか?」 「バカって酷いよ。確かに僕は平均だけどね。それに潤が悪いのは悪魔でも成績だけだし。」 「?」 全く話しが分からない顔をしてるな。 まぁ、テスト明けには判るだろ。
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