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~とあるマンションの潤の部屋~
ピンポーン
リビングの片付けをして例の物の準備をしているとインターホンが鳴った
「新聞ならお断りしまーす」
「違うよ!?僕だよ!?」
「何!?最近流行りの『オレオレ詐欺』から派生した『ボクボク詐欺』だと…!?」
「違うよ潤!?須藤卓哉だよ!?」
「なんだ卓哉か。鍵開いてるから入ってこい」
ドア越しに卓哉を弄るのも飽きたから入れることにした。
ガチャ
「お邪魔しまa「邪魔するなら帰れ!」いやこれ礼儀だからね!?本当に邪魔したりしないよ!?」
ゴメンやっぱり卓哉弄りに飽きは来ないわ
「冗談だ。先にリビングに行って準備しててくれ。俺は飲み物とってくるから。」
「分かった。それじゃぁ皆ついて来て!」
卓哉が先導するように家に上がると他の連中も「お邪魔しま~す」と言いながら入って行った。
ただ一人西園寺だけは「……狭いですわね」と呟いていたのが聞こえた。
失礼なやつだ。お前の家に比べたら大概の所は狭く感じるわ。
「あの斉藤さん…」
西園寺に心の中で軽く悪態をつきながら皆のいるリビングにいると阿部が卓哉の隣を争っている他の2人をよそに話しかけてきた。
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